-
2021年08月14日
水ようかん
水羊羹て好きですか?
初めて食べたのは、小学生だったと思う。羊羹しか食べたことがなかったこの子供は、衝撃を受けたと記憶している。「なんて美味しい食べ物なのだろう?」
その時もそうだと思うが、父親が買ってきたのか、頂いてきたのか、私がこれまでに食べてきた水羊羹は、常に頂き物だったような気がする。自分で自分のために買った記憶がない。贈答品や手土産として買ったことはあるが、自分で食べたくて買った記憶がない。でも、最初に食べたときの記憶があるから、頂くとうれしい。「冷やしてから食べよう!」となる。
でも、私のような人ばかりで、自分のために水羊羹を買う人がいなければ、水羊羹はこれほど今の立場を維持できないのでは・・・?と、ふと思う。
「手土産」の文化がなければ、水羊羹、最中などなど、「久しぶりに食べてみたけどおいしい」というのも、子供たちが初めて食べる機会がなくなるような気がします。
水羊羹、ありがとうございました。冷やしていただきます! -
2021年07月28日
自国開催なのに寝不足
東京オリンピックは、連日日本人の活躍で、大変盛り上がっています。始まる直前まで、「中止しろ!」と言っていたマスコミが、手のひら返しで浮かれて報道しているのは納得できませんが、まあいつものことです。緊急事態宣言後の自粛生活が続く中で、夜8時には寝てしまう生活が続いている私ですが、オリンピックでの日本人の活躍を観たい私は、いろいろな競技を録画して、結果がわかっているのに観返したりしていて、いつものオリンピックの時のように、夜中まで観てしまっています。そして、朝5時過ぎにはオリンピックの警備に向かう社員たちを送迎する毎日で、寝不足が続いています。
それでも、またオリンピックのゲームが楽しみで観てしまうという繰り返しですが、寝不足が楽しい毎日です。
新型コロナ感染者が増えていることで、「オリンピックを中止するという選択肢はないのか?」と菅総理に迫った記者がいましたが、まったく間抜けな質問だと思います。本当に大変だったら中止にするに決まっています。でも今はそんな状況にないことはみんな分かっています。これだけ盛り上がっているときに、水を差すおバカな記者はどうにかならないものだろうか?
そんなことは放っておいて、これからもニッポン頑張れ! -
2021年03月11日
3.11
10年前の今日、午後2時46分、東日本大震災が起きてしまいました。その時私は池袋の芸術劇場前の広場にいました。「3.11」と銘打ったイベントの最中でした。このイベントは、難病支援のためのチャリティイベントで、準備に2年間を費やしました。
あの日の朝も、今日と同じ雲ひとつない快晴で、池袋に向かう首都高速から富士山がきれいに見えて、イベントの成功を確信しました。朝のミーティングでも皆さん私と同じような気持ちでいたと思います。
夕方のコンサートまでの時間を、広場で様々なイベントを行っている最中に、1度目の地震が発生しました。ステージのパイプオルガンの一部が落下しました。それでもまだ中止は考えていませんでしたが、2度目の地震が来ました。広場にいた私は、立っていることもできずに、しゃがみ込みました。今でもあの恐怖は忘れません。家は大丈夫だろうかと電話するも繋がりませんでした。さらに不安が募りました。
広場に集まった人たちを、芸術劇場や、メトロポリタンホテルに避難していただいたり、会場の片づけを終えて、打ち上げ予定だったレストランに入ったときに、大きなテレビに津波の映像を見て、さらに恐怖を覚えました。「日本はどうなっちゃうんだ?」という不安が過りました。
あれから10年。この時のチームは今でも東北の支援を続けています。被災地支援と避難者支援ですが、彼らの記憶から津波が消えることはありません。災害はいつ来るかわかりません。いつ自分が支援を受ける側になるかもしれません。できる限り、災害支援は続けていきたいと思います。